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ブラックジャックやポーカーと並び、ランドカジノ、オンラインカジノその両方においてトップクラスの人気を誇るカードゲームがバカラ(Baccarat)。バカラという名前自体を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、カジノ以外でプレイ経験がある方は、案外そう多くはないのではないでしょうか?
「興味はあるけれどイマイチルールがわからない」という方から「新たにバカラの魅力を知りたい」という方まで、このページを読めばバカラにまつわる様々なことがおわかりいただけることでしょう。
1. バカラの歴史
2. バカラの基本ルール
3. バカラの配当とコミッションについて
4. バカラの醍醐味である「しぼり」とは?
5. バカラは実際儲かるのか?
6. Bitcasinoで遊べるライブバカラについて
7. ビデオゲームバカラのススメ
8. 伝説のバカラプレイヤー「柏木 昭男」
9. まとめ
■バカラの歴史
ランドカジノの歴史を紐解いていくと、世界最古のカジノは、イタリアで1638年に誕生したカジノ・ディ・ヴェネチア。また、ドイツで最も有名なリゾート地であるバーデンバーデンのカジノが約250年前、1770年前後であるなど、カジノ自体は非常に古くから存在しているのですが、バカラ自体が広く知れ渡るようになるのは1960年ごろと非常に最近。アメリカはサンズのカジノでバカラテーブルが設置されたころからであると言われています。
その一方で、バカラ自体が誕生した明確な時期やタイミングはわかっていません。例えば、古代の中国で親しまれていた「牌九(パイガオ)」と呼ばれるゲームがルーツではないかと言われています。このパイガオは、麻雀牌に似た牌九牌を2個ずつ揃え、その牌に描かれた丸の数を足して合計点数を他のプレイヤーたちと競い合うというルールとなっています。パイガオがバカラのルーツではないかと言われている大きな理由は「単純な合計」ではなく「合計数の1の位で競い合う」という点でしょう。基本的な例外を除いて、パイガオにおいても「9」が最も強い数字となっています。
人類の歴史において、大きな出来事のひとつが13世紀に活版印刷の技術が、中国からイタリアにもたらされたこと。これによってさまざまなモノや産業が恩恵を受けましたが、カジノ界隈もそのひとつと言えるでしょう。それまで、1枚1枚を手描きしなくてはならなかったカードやトランプも、一気に広まるようになりました。このことは、数々の文献で14世紀にはトランプが登場し、愛されていることからもわかります。
パイガオに並んでバカラのルーツではないかと言われているゲームがこの時代にいくつか登場します。Felix Falguiereによって考案された「Tarrochi」や、イタリアンバカラの別名を持つマカオなどもそのひとつと言われていますが、やはりどれも確固たるルーツの地位は確立できていません。
しっかりと「バカラ」というものが熟成されていったのは、1490年代にイタリアからフランスに戻った兵士たちによって広められたのがきっかけであると言われています。先ほどもお伝えしましたが、この頃にはトランプが広く流通していたこともあり、貴族を中心にバカラが大流行することとなりました。
この頃楽しまれていたバカラは、カードが二手にわかれた、バカラとブラックジャックの融合型であったバカラバンク (Baccarat en Banque)。もうひとつ親しまれていたのは、プレイヤーたちがぐるりと輪になってプレイするシュマン・ド・フェール(Chemin de Fer)の2種類であったと言われています。
特にシュマン・ド・フェールは、今現在のバカラに非常に似通ったルールですが、大きな違いは「バンカーもプレイヤーも参加者たちが担当する」という部分であり、カジノ側は係員を用意するだけ。プレイヤーたちの参加する要素の多いルールでした。
バカラがあまりにも流行り過ぎてしまったがために、ルイ・フィリップ国王が1836年に賭博禁止令を発しますが、あまり効果はなかったと言われており、その約50~60年後には、続々と賭博が公認されるようになっていきました。
その後、1911年にアメリカ大陸へと渡ったバカラ。当初は先ほどもご紹介したシュマン・ド・フェール(Chemin de Fer)がプレイされていましたが、アメリカではやや不評であり、今の人気ほど高くはありませんでした。本格的なブームは、バカラのヨーロッパ名であるプントバンコがアメリカに伝え渡ってからです。
カジノ設置当初から高い人気を誇ったバカラは、当初「裕福な者か著名な者しか席に着くことが許されない」非常にハイグレードなゲームでしたが、昨今では様々なランドカジノや、オンラインカジノで広く親しまれる、大人気カードゲームとなりました。
■バカラの基本ルール
まずはバカラの基本的なルールからご説明しましょう。まず、バカラに登場するのは「バンカー(Banker)」と「プレイヤー(Player)」の2名となります。バンカーというのは胴元側のことを指す言葉であり、オンラインカジノなどではいわゆるディーラー側を表します。
この時点でブラックジャックやポーカーとの違いが存在します。それは「バンカーとプレイヤーの2名で行われる」という点です。着席した全員がカードを手にするブラックジャックやポーカーと違い、バカラに関しては私たち実際のプレイヤーが参加する部分は基本的に「どのような結果になるか予想してベッティング」のみとなります。
次に、バカラ自体のルールをご説明していきます。とはいえ、ルール自体は非常にシンプルなものです。バカラでは、カードにそれぞれ以下のように「点数」がつけられています。
A:1点 2:2点 3:3点 4:4点 5:5点 6:6点 7:7点 8:8点 9:9点 10以上:0点
(ちなみに、絵柄カードのことをピクチャーと呼び、これらも10以上なので0点となります)
この点数にのっとって、カードを2枚ずつ配り、バンカー側とプレイヤー側の「より数字の合計値が強い方」が勝者となり、参加者たちはそのどちらが勝利するかもしくは同点であると予想する「タイ(Tie)」にベッティングすることが出来ます。
ここで注意しなくてはならないのが。バカラは点数の多い方が勝者となりますが「あくまでみられるのは下一桁の数字のみ」ということ。例えば、バンカー側が「17点」でプレイヤー側が「8点」だとした場合、確かに合計値はバンカーが圧倒的ではありますが、勝敗の決着は下一桁のみしか見ません。つまりバンカーは「7」そしてプレイヤーは「8」で、プレイヤー側の勝利となります。
さて、先ほど「カードを2枚ずつ配る」とお伝えしましたが、ある条件下においては3枚目のカードを配ることがあります。まずは「2枚でゲームが終わる場合」をご紹介しておきます。
・バンカーもしくはプレイヤーのいずれかが合計点が8点もしくは9点の場合(ナチュラルと呼ばれます)
・バンカー、プレイヤーの双方が6点もしくは7点の場合
この場合はこの時点で勝敗の判定が行われます。
次に3枚目を配る場合についてご説明しましょう。まずプレイヤー側は「2枚配られた時点で合計得点が5点以下」であれば、無条件で配られることとなります。
少々複雑なのがバンカーサイドの3枚目が配られる条件について。
わかりやすくするために表にまとめてみました。
バンカーの2枚手札合計 | プレイヤーの3枚目の合計 (なしは手札2枚のみ) | ||||||||||
なし | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
0 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 |
1 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 |
2 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 |
3 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | ❎ | 🔴 |
4 | 🔴 | ❎ | ❎ | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | ❎ | ❎ |
5 | 🔴 | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | 🔴 | 🔴 | 🔴 | 🔴 | ❎ | ❎ |
6 | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | 🔴 | 🔴 | ❎ | ❎ |
7 | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ | ❎ |
🔴の場合はバンカーに3枚目が配られる(例: バンカー3, プレイヤー5)
❎の場合はバンカーに3枚目が配られない(例: バンカー5, プレイヤー3)
最初はなかなか理解できないかもしれませんが、進行はディーラーが行ってくれるため、プレイしていくうちに覚えていけば良いかと思います。
それでは、基本ルールを踏まえた上で実際に1ゲーム分のバカラの流れをご紹介します。
まず参加者側は「バンカー」「プレイヤー」「タイ」のいずれか(タイはバンカーもしくはプレイヤーにベッティングした場合でもベット可能)を選択します。
ベットが出揃った時点でディーラーがバンカーとプレイヤーにまずはカードを2枚ずつ配ります。この時点で先ほどご紹介した「2枚しか配られない」という条件を満たしていればこの時点で決着。そうでない場合は先ほどのルールと表にのっとって3枚目を配り、その結果によって決着という流れになります。
そしてこの後払い戻しが行われるのですが、こちらも独特なルールが存在しますので、次の項目でみていきましょう。
バカラの基本的な配当についてですが、実はバンカー側とプレイヤー側で配当額が異なります。
まず、プレイヤー側について。バカラにおいて、プレイヤー側は賭け金の100%、つまりプレイヤー側の勝利に100ドルベットして見事的中すれば、手元には200ドル戻ってくることとなります。ちなみにバンカーが勝利した場合は全額没収ですが、タイだった場合は賭け金がすべて戻ってきます。
バンカー側のご紹介の前に、タイの場合についてご紹介しておきましょう。タイの倍率はカジノやバカラテーブルによって異なりますが、大体が8倍となっています。こちらに関してはバンカーもしくはプレイヤーが勝利した場合、全額没収。勝利できるのは本当に同点だった場合のみとなります。
そしてやや特殊なのが、バンカー側が勝利した場合の配当。これは賭け金の95%。つまり、バンカー側の勝利に100ドルベットして見事的中すれば、手元には195ドル戻ってくることとなります。こちらも、プレイヤー側が勝利した場合は全額没収ですが、タイだった場合は賭け金がすべて戻ってきます。
何故この5%の差が生じているのか。まずバカラはルール上、バンカーとプレイヤーの勝率はほぼ互角ではありますが「完全な五分」ではありません。以下のような確率となっています。
バンカー勝利:45.85%
プレイヤー勝利:44.62%
タイの発生:9.53%
若干ではありますが、バンカー側の勝利の確率の方が高い為、バンカー側の払い戻し率にはカジノ側の取り分である「コミッション」が設定されており、その値が基本的に5%となっています。また、タイの倍率にも若干のコミッションが設定されていることもあります。
ここで勘違いしやすいのがこのコミッションを「バカラ自体のハウスエッジ」ととらえてしまい、単純にバカラの払い戻し率が95%(もしくは97.5%)などと勘違いしてしまうケース。がありますが、これは誤りです。あくまでコミッションは有利なバンカー側から徴収しているものであり、全体的なハウスエッジ、ペイアウト率に関しては「99%ほど(タイにベッティングした場合を除く)」に設定されています。
このコミッションに関しては、明確な取り決めがなく、ハウスカジノやオンラインカジノによっては「2.75%」や「0%(この場合カジノ側が赤字になってしまうため限定的なことが多い)」である場合もあります。また「コミッションを徴収しない」というバカラテーブルもありますが、これはあくまで「常用的に徴収はしない」という意味合いであり、実際はある一定条件でのバンカー勝利の際(例:バンカーが6で勝利した場合に50%の徴収)には、コミッションを徴収するなどの別ルールがあります。
ちなみにここで、今からでも実践できるバカラの攻略方法をひとつご紹介しましょう。
非常に簡単なことです。それは「タイにはベットしない」ということのみ。コミッションが毎回5%、タイの場合の払い戻し倍率8倍のバカラをプレイしたとしましょう。
バンカーもしくはプレイヤーにベッティングした際のペイアウト率は約99%ほどですが、これがタイだと「約86%」にまで落ち込んでしまいます。つまり長期的に見るとタイは非常に不利であることがわかります。ちなみに、タイの払い戻し倍率が「9倍」と、実際の発生率にかなり近い設定であったとしても、ペイアウト率は「約96%」と、それでもまだバンカーかプレイヤーにベッティングする方が、確率的には勝利の可能性があるということです。
基本的なバカラのルールやシステムについてご説明しました。シンプルながらもその奥深さに魅力を感じた方もいらっしゃるかもしれません。もう少し深く「バカラの醍醐味」についてご説明していきましょう。
まず、これまでの説明の中でご紹介していなかったバカラにおけるビッグイベントが存在します。それが「しぼり」です。
しぼりとは、カードをめくる際にそのまま裏になったカードをめくるのではなく、カードの端の方をじっくりとめくりあげていく手法となります。基本的なめくりの手順や方法をご説明していきましょう。まずはじめに、トランプの上下側(一辺が短い方)を少しめくりあげます。その際に判断できるのが以下のようになっています
・トランプのスート絵柄(ハート・ダイヤ・スペード・クラブ)が見えてこない場合は「A」で確定となる
・スートが1つ見えた場合は「2もしくは3」のどちらかとなる
・スートが2つ見えた場合は「4・5・6・7・8・9・10」のいずれかとなる
・絵札、ピクチャーが見えた場合は「J・Q・K」のいずれかとなる
この内、大体はスートが2つ見えた場合に限り、今度はカードの左右側(一辺が)長い方
からめくりあげていきます。
・スートが2つ見えた場合は4もしくは5のどちらかとなる
・スートが3つ見えた場合は6・7・8のいずれかとなる
・スートが4つ見えた場合は9もしくは10のどちらかとなる
そして最終的にはもう一度上下側からじっくりとしぼり、カードを開ききることとなります。これがほぼ唯一、バカラにおいて参加者側がベッティング以外に行える行為となります。
一見非常にまどろっこしい行為に思えるかもしれませんが、このしぼりこそが「バカラの醍醐味である」というプレイヤーも非常に多く存在します。非常にシンプルなルールなバカラにおいて、じっくりと結果を確定させていくしぼりは、しぼりを行っているプレイヤーだけでなく、それを見守るほかの参加者や、ギャラリーなどの高揚感も高めます。
バカラに関してはハイローラー(高額ベットをする参加者を指す言葉)も多く、数百万、数千万、時には億レベルの勝負をするハイローラーも存在。そのレベルになればもうこのしぼりの興奮度は、体験したことない方でもなんとなくおわかりいただけることでしょう。
ちなみにこのしぼりは「そのゲームの中で最も高額ベットを行ったプレイヤーに権利が付与される」ことが大体なのですが、場合によってはその高額ベッターが他の好調なプレイヤーにしぼりの権利を譲り、その好調さに「あやかろうとする」こともあります。それもまた、しぼりにおける、そしてバカラにおける楽しみを越えた、もはやドラマのひとつと言えることでしょう。
ひょっとすると、あなたが誰かの人生を左右させる「しぼり」を行うことになるかもしれません。
ちなみにこのしぼり「やってみたいけれどオンラインカジノにはないんじゃないか?」と、ご心配の方もいらっしゃるでしょう。確かに、実際にカードに触れて絞ることは出来ませんが、参加者が指示して代わりにしぼりを行ってくれるシステムを導入しているオンラインバカラテーブルも存在しますので、その興奮を余すことなく感じることが可能となっています。
バカラの基本的なルールや仕組み、そしてしぼりについてわかったところで、気になる肝心な点といえば「バカラが儲かるのか?」という部分ではないでしょうか。
まずそもそも「オンラインカジノ自体が儲かるのか?」という部分に関しては、日本で遊戯することが可能な他のギャンブルと比べると圧倒的に「ペイアウト率(胴元の控除率を引いたプレイヤーへの還元率)」が高い為、この点から考えると勝ちやすいギャンブルであるといえます。
そして何を隠そう、そんなオンラインカジノの中で非常にペイアウト率が高いのがバカラです。
オンラインカジノ全体のペイアウト率:約97%
オンラインスロット:約96.5%
ルーレット:約95%
ブラックジャック:約99.4%
ポーカー:約95%
バカラ:約99%
細かい数字で見ていくと、ブラックジャックのほうが若干バカラよりもペイアウト率が高いのですが、ブラックジャックに関しては駆け引きを行うことや他のプレイヤーたちも同時にプレイするなど、この点が魅力ではあるのですがバカラに比べるとやや紛れがあることも事実です。その為、安定して高いペイアウト率を実感できるのが、バカラであるといえます。また「タイの場合は賭け金が全額戻ってくる」というのも要因のひとつです。
多くのハイローラーたちがこぞってバカラをプレイする理由はそういったところにあるのでしょう。シンプルでありながらも興奮を味わいつつ、オンラインカジノで儲けたいと考えた場合、バカラを選択するのは最良の手であると言っても、決して過言ではないでしょう。
ここでは、ビットカジノ(Bitcasino)で実際にプレイすることのできるバカラをご紹介していきましょう。オンラインカジノだから可能な魅力たっぷりのバカラテーブルの数々を楽しむことができます。
ひとつ覚えておくと良いポイントといえば「バカラ」と「スピードバカラ」という2種類のテーブルが用意されている点です。スピードバカラは先ほどご紹介した「しぼり」の部分が存在せず、スピーディーでサクサクとバカラを楽しむことが可能となります。
ルール自体はどちらも同一ですので、プレイスタイルや気分によってどのテーブルで遊ぶかを選ぶことをオススメ致します。また、Bitcasinoのバカラテーブルには一風変わったルールのテーブルも用意されていますので、そちらをご紹介しておきましょう。
・エボリューション(Evolution)
ライブカジノにおける最大手のエボリューション社。通常のバカラにくわえてなんといっても注目したいのはライトニング(Lightning)バカラの存在。
ルール自体は通常のバカラと同一なのですが、プレイヤーは任意でライトニングフィーと呼ばれるベット額の20%を支払うことで「ライトニングラウンド」に参加することが出来ます。
このライトニングラウンドでは、ランダムでカードが選出された後、ランダムで2倍、3倍、4倍、5倍、8倍のマルチプライヤーが付与されます。そして通常のバカラがプレイされた後、もしも自分が的中し、更にその的中した際の手札の中にライトニングラウンドで選出されたカードが存在した場合、そのマルチプライヤー分配当が増加します。
例えば、ハートの5が選出され、5倍のマルチプライヤーがついていた状態のカードが手札に存在した状態で的中した場合は、5倍の配当に。もしこの時、もう1枚のカードも3倍のライトニングカードとして選出されていた場合は「5倍×3倍」で15倍となる、非常に刺激的なバカラがさらに刺激的になるテーブルとなっています。
・マイクロゲーミング(Microgaming)
こちらもオンラインカジノ業界の老舗プロバイダーマイクロゲーミング。注目したいのは「ボーナスバカラ」です。
ボーナスバカラも基本ルールは通常のバカラとほぼ同じなのですが、配当倍率とその獲得条件にかなりの違いがあります。配当倍率は最低2倍からなんと30倍まで存在します。そしてその倍率を決めるのは「バンカーとプレイヤーの『点差』になります。
点差 | 倍率 |
9点差 | 30 |
8点差 | 10 |
7点差 | 7 |
6点差 | 5 |
5点差 | 3 |
4点差 | 2 |
ナチュラル | 2 |
1-7のタイ | 没収 |
3点以下 | 没収 |
ナチュラルタイ | 持ち越し |
例えば、バンカーにベットし、バンカーが「8」プレイヤーが「3」にて勝利した場合、その点差は「5点差」になり、配当は3倍となります。
逆に勝利したとしても3点差以下やタイの場合は、没収となってしまうのが、通常のバカラとはだいぶ異なる点であると言えるでしょう。非常にハイリスクハイリターンなバカラルールとなっています。
ちなみに通常のバカラに比べるとペイアウト率はやや下がりますが、それを補って余りある魅力を持っているシステムのバカラと言えるでしょう。
たまには、ちょっと変わったバカラをプレイしてみるのも、悪くないかもしれません。そしてもちろん、お好みのディーラーのテーブルでプレイをするのも、テンションをアゲる大事なポイントでしょう。
オンラインバカラテーブルのディーラーを前にしてプレイするのは緊張してしまう方や、あまり好まない方もいらっしゃることでしょう。またちょっとした空き時間や、自分のタイミングやペースでプレイしたい方などには「ビデオゲームバカラ」をオススメ致します。
ONETOUCH社がリリースしているビデオゲームバカラである「バカラ(Baccarat)」には、プレイヤーのベットしたい金額にあわせて「ノーマル」「プロ」「ハイローラー」の3種類が用意されています。最低ベット額なら0.05から、最高はハイローラーの5000となります。
また、このBaccaratシリーズはやや特殊なプレイングも可能なため少し補足でご説明いたします。
こちらがONETOUCH社のBaccaratのゲーム画面。よく見ると先ほどご紹介したバンカー・プレイヤー・タイ以外にもかなりベット出来る項目が多いことがおわかりいただけるでしょう。各ベット場所のルールを簡単にご紹介しておくと
どちらかのペア(5倍):バンカーもしくはプレイヤーの最初に配られる2枚が、どちらかペアになっていると払い戻し
プレイヤーペア(11倍):プレイヤーに最初に配られる2枚が、ペアになっている場合払い戻し
バンカーペア(11倍):バンカーに最初に配られる2枚が、ペアになっている場合払い戻し
パーフェクトペア(25倍):バンカーとプレイヤーに最初に配られる2枚が、両サイドともペアになっている場合払い戻し
※ここでいう「ペア」とは、同じ数字のカードが2枚(AとAや5と5など)が配られる状態のことを指します。
スモール(1.5倍):バンカーとプレイヤーに配られたカードの枚数が4枚で決着した場合払い戻し
ビッグ(0.54倍):バンカーとプレイヤーに配られたカードの枚数が5枚もしくは6枚で決着した場合払い戻し
ちなみにこれらのサイドベットをプレイしない場合は、画面左側にある「-」のボタンを押すと「バンカー」「プレイヤー」「タイ」のみ表示されるようになります。
このほかにも「ノーコミッション」のビデオゲームバカラもありますが、こちらは「バンカー側が6で勝利した場合のみ50%のコミッション徴収」となっており、そのルールを逆手に取った「バンカー側が6で勝利する」ことにベッティングすることが可能な「ラッキー6」がサイドベットとして用意されています。
■【番外編】伝説のバカラプレイヤー「柏木 昭男」とは
さて、記事の中で「バカラはハイローラーたちがこぞってプレイするギャンブルである」と、ご紹介しましたが、世界的で最も有名と言っても過言ではないハイローラーなバカラプレイヤーが、実は日本人であることご存知でしょうか?「山梨の不動産王」とも呼ばれていた柏木昭男氏です。
元々ギャンブラーであったことや、事業が成功を収めたことにより巨万の富を得た柏木氏。そんな彼の運命はバカラに魅入られてしまったことによって大きく変化します。最盛期のレートはワンゲーム10万ドル~20万ドル。日本円にしておよそ1000万円から2000万円をベッティングしてプレイしていましたが、柏木氏のすさまじさはそのレートで「勝ち続けた」ことです。
柏木氏を語る上で欠かせない逸話がふたつあります。ひとつ目が1990年。柏木氏は一晩で17連勝を積み重ね、約29億円もの勝利金を獲得することとなり、世界中のカジノから注目を集めることとなります。
これだけのハイローラー。所持している軍資金を目当てに招待をするというのももちろん目的のひとつなのですが「あのWarrior(武士・柏木氏につけられた二つ名)が、○○カジノで大勝負をするらしい」となれば、それこそ、柏木氏以外の世界中のハイローラーたちがカジノに集い、大熱狂は間違いなし。周りもヒートアップして相乗効果を狙いたい、そんな思いもあったことでしょう。
そしてふたつ目の逸話が、超大物とのバカラ対決です。 29億円の勝利で一躍時の人となった柏木氏は、とあるカジノからの招待を受けます。その名も「トランプ・プラザ(Trump Plaza)」このホテル名でおわかりいただけたのではないでしょうか。柏木氏を招待したのはアメリカの不動産王にして後にアメリカ合衆国大統領となる「ドナルド・トランプ氏」に他ならなかったのです。
この世紀の対決に場は大盛り上がり。多くの観客だけでなく、メディアなども押し掛けるなど、もはやただのギャンブルではなく1種のエンターテイメントのような状態に。この大きなプレッシャーの中、またもや柏木氏は大勝利。2日間で約8億円もの勝利金を獲得しましたが……。あのドナルド・トランプが、これで終わらせてくれるはずがありませんでした。
その3か月後、トランプ氏はもう一度柏木氏に再戦を挑みます。戦い始めた当初は柏木氏優勢に進んでいたものの、途中から流れは一気にトランプ氏に傾いてしまい、一気に形勢は逆転。最終的にトランプ氏が1000万ドルを奪い去り、柏木氏は敗北を喫してしまいます。そしてこの戦いは翌日、アメリカやイギリスの新聞において「世界で最も派手なギャンブラー」として一面を飾ることとなりました。
もし、柏木氏に興味を持たれた方は、ロバート・デニーロ主演の映画「Casino」をご覧になることをオススメいたします。本作に登場する「イチカワ」のモデルになったのが何を隠そう柏木氏。当時の彼がどれだけのプレイヤーであったかを、垣間見ることが出来ます。
■まとめ
冒頭でもお伝えしたように「バカラの存在は知っていても実際にプレイしたことやルールを知らない」というプレイヤーが結構多いというのには、バンカールールが微妙に複雑な点や、醍醐味のひとつであるしぼりを行えない(通常カジノではカードに傷や折り目がつくため、イカサマ防止のためにワンゲームごとに破って捨てる)など、ブラックジャックやポーカーのように、友人間でプレイすることが難しいという側面があります。
そんな、なかなかなじみの薄い存在であるバカラではありますが、カジノにて参加者として参加するのであれば、考えることは非常にシンプルでありながらも、オンラインカジノ最大の魅力のひとつである非常に高いペイアウト率を享受できる、優秀なアミューズメントであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
もちろんそういった、数字的な部分だけではありません。バカラはシンプルだからこそグイグイと引き込まれていく上に、しぼりを任された時の、多くの人の期待を一身に背負って行うあの興奮は、他のオンラインカジノのテーブルゲームやスロットだけでなく、常日頃の日常生活では味わうことの出来ない正に「非現実的な興奮」であるといえるでしょう。
ハイローラーばかりをフィーチャーしてお話をしてしまいましたが、ライブバカラには低額ベットで参加可能なテーブルも用意されておりますので、是非とも一度この興奮と奥深さを味わってみてはいかがでしょうか?