ビットカジノブログ
そのほか
ゲームをプレイする際、合理的な根拠を伴わない確率論に基づいて賭けをしたことはありませんか?実はそれ、「ギャンブラーの誤謬」という罠に陥っている証拠です。誤謬(ごびゅう)とは、不合理なことをしてしまうということ。この罠にハマってしまうと大きく負ける可能性がありますが、あらかじめプレイ中に活用できる知識をつけておけば心配無用。
ギャンブラーの誤謬を回避するためのギャンブルのガイドをマスターして、次のゲームでより良いスタートを切りましょう!
1913年、モンテカルロのカジノで、賭博師たちがルーレットを回していました。それまでボールは10回連続で黒に落ちていたので、次のスピンでは赤になるだろうと確信していました。しかし、ボールは黒にしかならず、26回目のスピンでようやく赤になったのです。
ここで起こっているのは「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」と呼ばれるもので、「モンテカルロの誤謬」や「成熟の教理」とも呼ばれています。これは純粋な偶然に基づく状況の結果が、過去の結果に影響されると考えられることにより起こります。無作為の出来事はそれぞれ独立しているため、この考え方は誤りで、よく誤解を招いてしまいます。
この誤謬は、「計算バイアス」と呼ばれる認知バイアスの一種です。認知バイアスは、不正確な分析的推論だけでなく、人の認知システムの働きによっても起こります。
多くのプレイヤーは、知らず知らずのうちにギャンブラーの誤謬の影響を受けています。ほとんどの場合、意思決定能力が損なわれ、結果的にゲームに負けてしまうことになるのです。ギャンブラーの誤謬に陥らないためには、時間と練習が必要になりますが、その仕組みと原因を理解すれば簡単に回避できます。
ギャンブラーの誤謬を回避する最も効果的な方法のひとつは、その原因を突き止めること。ここでは、この誤解の原因をいくつかご紹介します。
著名な心理学者であるダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーは、ギャンブラーの誤謬を「代表性ヒューリスティック」と表現しました。これは、ある事象の確率を判断する際に不確実性がある場合、人間が使用する経験則や精神的なショートカットのことです。
更にわかりやすく説明すると、「過去の出来事を参考にして、何かが起こる可能性を判断することで、素早く決断を下すことができる」というものですが、確率の仕組みを正しく理解していないため、判断を誤ることになってしまいます。
ギャンブラーの誤謬の例を挙げましょう。ルーレットゲームでは、プレイヤーは前のラウンドで黒の数字が連続して勝っていれば、次の賭けは赤にするのがベストだと考えます。実際のところ、前のラウンドの結果が次のラウンドの結果に影響しないため、この判断は不正確なのです。
人間の心理は、利用可能なパターンを分析し、遭遇するすべてのものに秩序を見出すように設計されています。そのため、混沌とした状況では居心地の悪さを感じ、過去の状況から兆候やパターンを見つけようとするのです。
人間は自然と、「偶然はやがてバランスと安定につながる」と考える傾向にあります。つまり、同じような出来事が連続して起こると結果を均衡させるために、反対の出来事が起こるに違いないと考えてしまうのです。
ギャンブラーの誤謬の例として、ポーカーゲームが挙げられます。例えば、あるプレイヤーは、対戦相手がそれまで6回連続して勝っていることを考慮して、次のハンドでは自分が勝てるだろうと考えるかもしれません。
実はこの様な誤謬は、ギャンブルや投資だけでなく、私達の日常生活にも様々な形で現れています。以下は、よくあるギャンブラーの誤謬の例です。
ギャンブラーの誤謬を避けるための方法のひとつは、この誤謬が自分の判断に及ぼす影響を認識することです。よくこの影響を認識した上で、回避方法を考えていきましょう。
誤謬を認識するだけでなく、誤謬を回避するために「脱バイアス」手法を活用することもできます。
次の行動や賭けを決定するときは、感情で判断を鈍らせてはいけません。むしろ、現在のゲームを分析し、論理的に判断することが大切です。
勝利の科学を探求し、ここで学んだ洞察力を次回のゲームに応用してみませんか?頭がスッキリした状態ならば、よりよい戦略を立ててゲームに臨むことができるでしょう。Blackjack Classic Perfect PairsやRoulette High Rollerをプレイして、勝利を手に入れましょう!
著者:Joyce Belmonte